パチンコ換金所の場所がわからないwwえ?パチ屋と換金所は無関係?

初めて入ったパチンコ店で、換金所がわからず探したことはありませんか?
店員に聞いても教えてくれず、「お客さんに聞いて」と言われたことはありませんか?

地域によっても異なりますが、店員が換金所を教えられないのには理由があるのです。
今回の記事は、パチンコ店の「換金の仕組み」について、パチンコ・パチスロ歴30年以上で、大学時代にはホールでのアルバイト経験もあるライターさんに語ってもらいました。

[公開日]2015年6月19日
[著]RAGE
[編]マイコンシェルジュ編集部

換金所は店とは無関係?

パチンコ店では、獲得した玉やメダルを様々な景品と交換することができます。景品には食料品や日用品などの「一般景品」と換金用の「特殊景品」がありますが、ほとんどの方は特殊景品と交換し換金所で換金していると思います。

競馬や競輪などのように、店内で現金に換えられたらいいのにと思う方も少なくないでしょう。しかし風営法第23条で、現金・有価証券として賞品を提供することを禁じており、さらに客に提供した商品の買取りもできません。

つまり風営法の解釈を踏まえて言えば、パチンコ店は純粋に景品を提供するだけで、換金所で特殊景品を換金する行為に関してはまったく関与していないという建前になるわけです。地域によっては客に換金所の案内をしないよう組合が厳しく指導しているため「換金所は教えられない」ということになるのです。

かつては換金専門の買人がいた

戦後の復興が進むとともに、庶民の娯楽としてパチンコ人気が高まっていきます。実はこの時代から「換金」は行われていました。

当時は特殊景品なるものは存在せず、タバコ・キャラメル・砂糖などを「買人」に買取りしてもらい現金化していたのです。「買人」が店の近くに待機しているケースや喫茶店などで買取りを行うケースなど様々でした。

「買人」は買取りの利ザヤで儲けていたわけですが、やがて暴力団が介入してくるようになります。利権を巡って暴力団同士の抗争などが起こるようになり、「パチンコの換金問題」が社会的にクローズアップされるようになっていきました。

大阪で誕生した「3店方式」

景品買取りへの暴力団介入を阻止するべく、1961年に大阪府遊技業組合が打ち出したのがいわゆる「3店方式」の換金システムです。

パチンコ店は換金用の特殊景品を客に提供、客は「古物商」である景品交換所(換金所)に特殊景品を買い取ってもらい現金化、卸業者が景品交換所(換金所)から特殊景品を買取り店に卸す。この循環が3店方式と呼ばれるものです。

大阪で始まった3店方式では、換金業務を「大阪身障者未亡人福祉協会」に全面委託し、身障者・未亡人など社会的弱者の雇用を創出することも目的のひとつとしました。大阪府警は事実上黙認の形を取り、やがて「3店方式」は全国的に普及していきます。

特殊景品とはどんなもの?

換金用の特殊景品として様々なものが流通していました。代表的なものとしては、ボールペン、シャーペン、シャーペンの芯、ライターの石、化粧品などです。

昔は100円、200円の特殊景品を束ねて1000円の景品として出すことが多く、数万円の換金となると両手でも持ちきれないほどの景品になることもありました。徐々に特殊景品はコンパクトになり、現在はカードサイズぐらいのものがほとんどです。

東京都では特殊景品として金地金を導入しています。2007年頃の金相場高騰の時期に、特殊景品の中の金を取り出し質屋などに持ち込んだほうが高く売れるという事態が起きました。一部業者が大量の特殊景品を抱え込むなど問題が生じ、景品価格の値上げがされました。

しかし、旧価格特殊景品の持ち込みをどう防ぐかという新たな問題も生じ、金を景品として流通させること自体の是非が問われました。

換金所の運営に関して言えば、古物営業法施行規則の問題も指摘されています。本来、古物商は客に対して身分証明書などの身元確認が義務付けられています。

但し、例外として1万円以下の取引であれば身元確認を行わなくとも違法とはならないとされているため、換金所はこれを拡大解釈し、「1万円未満の取引が複数回行われた」という建前で身元確認を行わないのです。

換金合法化の議論

3店方式による換金に違法性はないのでしょうか?確かにこれまでに換金所が摘発された例はありません。法的にはいわゆるグレーゾーンとして黙認されているのが現状です。
これまでパチンコ換金の合法化に向けて、一部の国会議員たちが議連を作りさまざまな働きかけ・議論を行ってきましたが、社会的合意を得るには至っていません。

さらにパチンコ業界の健全化に向け、「パッキーカード導入」など様々な取り組みもなされてきましたが、常に利権・天下りなどの問題がつきまとい頓挫してきたのが実態です。

ユーザーの立場では、面白く遊べて儲かるならそれでいいというのが正直なところ。換金所で換金することに後ろめたさを感じる人はまずいないでしょうし、行政の目指す「業界健全化」はユーザーにとってはどうでもいいことなのかもしれません。

この記事を書いたライター【プロフィール】
ニックネーム:RAGE
出版社に12年勤務後、フリーライターとして独立。趣味はギャンブル、弾丸旅行など。ギャンブルは特にパチスロが好きで、1号機時代から打ち続けている。

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コメント

  1. 名無しのリーク より:

    香川県さぬき市ルーちゃん餃子のフジフーヅは派遣にパワハラで指切断の重傷を負わせた糞ブラック企業

  2. 名無しのリーク より:

    香川県さぬき市ルーちゃん餃子のフジフーヅはバイトにパワハラで指切断の大けがを負わせた激烈ブラック企業。犯人は中卒社員岸下守

  3. 名無しのリーク より:

    香川県ルーちゃん餃子のフジフーヅはバイトにパワハラの末指切断の大けがを負わせた犯罪企業

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